6万打記念小説

□どの口がモノ言うか
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「ゼロス……ほら、ちゃんと前を見ろよ」








にっこり。笑顔でゼロスに命令をするのはゼロスの『彼氏』であるガイで。
その笑顔は己のように、多くの女性を虜にし、簡単に落す事の出来るだろう爽やかな笑み。







しかし、その男は今。




「う……この、馬鹿イ……!」

ゼロスを壁際に立たせ、ローターを押し込んだアナルにペニスを押し込んだガイは更に、外の見える窓を目の前にさせている。
足ががくがくと震えて立つのもやっとの状態だと言うのに、気にせずに後ろから突くのは本当に勘弁して貰いたいとゼロスは思う。
いや、それ以前にこのようなアブノーマルな行為自体をだが。


「はは、だって君が他の奴らと一緒にいるからいけないんだろ?」

「お……仕置き、されるような事してねーだろ!?」

ゼロスとしてはガイと所謂恋人と言う関係になってから、浮気らしき事をする回数は極端に減っていた。それは、その行為にガイが良い反応を示さず。その度にお仕置きだとゼロスに酷い事を笑顔でやらかしたからなのであるが。

それはそれは目隠しでどことも分からないところで犯されたり、2人だけの依頼の最中で終わったと同時に青姦されたり、玩具で一日放置されたり……と、ゼロスにとっては息も絶え絶えな行為を強要された為に、という事だ。
だから、今回も普通にギルドメンバーと一緒に話をしていただけなのだ。他に誰かに浮気したり、キスを迫ったりなどの行為は一切していない。




だからこそ、ゼロスははっきりと抗議の言葉を口にしたのだが。






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