聖なる炎と陛下と仲間達

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補足その2
ピオニー・ウパラ・マルクト九世陛下
(偽名フランツ・リラエル)
LV46
HP4350 TP460
武器・ダガー(対人間のときは体術)
技・烈破掌
  崩襲脚
  飛燕連脚
  剛掌破
  粋護陣
  マイトチャージ
  流影打
  鷹爪襲撃
術・スプラッシュ
  フリジットコフィン
  セイントバブル
  アイシクルレイン
  タービュランス
  リミテッド
  ヒール
  キュア
  リキュペレート
  レイズデット
  フェアリーサークル


「世界に一つだけの花3」



「待てぇぇ!!」

「待てと言われて待つ奴がいるわけ無いだろうが!!荒れ狂う流れよ!!スプラッシュ!!」

「ぎゃあぁぁぁあ!?」

一度脱走を決めたピオニーの行動は早かった。同じく捕まった兵士達を引き連れ、譜術を禁じていなかったその牢を壊せば、驚く男達の武器をかっぱらい一目散に出口を目指していた。
「とりあえずここを出るぞ!!付いて来いよ!」

「は、はい!!」

次から次へと沸いて出てくる男達を殴り倒し、蹴り倒し、譜術で何の遠慮も無く蹴散らす皇帝に必死について行く兵士は本当に必死だった。
陛下を守るどころか、ただ後ろから付いて行くのでさえ大変で兵士は息を切らしながら走っていた。
長く暗い廊下をそうやって進んでいた一行の大伸撃は、おそらく外に繋がっているだろうその扉のある広間で足は止まった。

「・・・リラエル大佐!!」

それと同時に息を荒くつきながら兵士達がピオニー(今は正体がばれないようにリラエルと呼ばせているが)を守るように前に出てきた。

「お前が頭か?」

ピオニーが睨んだ先にはその周りにもまだ他にも人が居るのにただならぬ雰囲気をかもし出しているその男がいた。
その男は己の丈ほどもある大検を悠然と構えてピオニー達を待ち受けていたようだった。
体格も良く、身長もある男はピオニーの言葉にゆっくりと立ち上がった。

「よくあの牢から逃げだせたものだな。まさか脱走しその上こんな所まで来られるとは思いもしなかった。さすが一般兵士とは格も考えもちがいますなぁ。大佐どの?」

男がクツクツと笑えば周りの男達も下品に笑い始めてピオニーは顔をしかめた。悠然と構えている割に男には全く隙が無かった。周りの男達もそれなりの手だれだろうととピオニーは思った。

「俺達もまさか誘拐されるなんておもいもしなかったさ。それにこのままここに居ても俺達には何のメリットもないだろう?なら逃げ出すに限るさ。」

今にも飛び出していきそうな兵達をなだめつつピオニーは言った。
「なるほどな・・・貴様名前は?」

「フランツ。リラエル・フランツだ。」
ピオニーは自分の胸をたたいてそう言った。
「そうか・・俺はゲオルグ・ラスハーンだ。せっかく名を名乗ったんだ。もう少し仲良くなるために・・・牢屋に戻ってもらうぞ。リラエル。」


その言葉に、ピオニーを守っていた兵士とゲオルグと名乗っていた男の手下達は一斉に動き出した。







はーい。ここからは多少戦闘シーンも加えていきたいとおもいます。本編じゃ戦わないピオニーやディストをちまちま戦わせたいなぁ・・。私には無理かもしれないけどね!!
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