聖なる炎と陛下と仲間達

□番外
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エピローグ
世界に一つだけの花(雪国編)








―――ここは本当に私の研究室なんだろうか。


ディストは新たな譜業の書き途中の設計計画書にペンを滑らせながらそう思った。







「陛下!!手を止めない!」

「くっ……!ちょっとくらい考え「ソレを全部終らしてからゆっくり考えて下さい?ほらさぼるとドンドンたまりますよ―?」こっこの悪魔!鬼蓄!陰険!!眼鏡!」

「眼鏡は罵倒じゃないですよ。」

「うっさい!!」

自分の部屋に突如として現れた(といっても何時ものことであったが)ピオニーが、これまたいつものようにピオニースペースと言われる、彼のものがグチャグチャと置かれた所に落ち着き本を読み始めた。

ここまでは何時もと同じだった。
………違うのはここから。


突然兵を引きつれた笑顔のジェイドが現れ、机と椅子を二つ設置して兵は去り唖然としている私とピオニーを無視してジェイドはピオニーを椅子に無理矢理座らせ足と腰を縄で縛り付けたのだ。
そして、そのまま仕事(書類)をさせ始めた。

ジェイドは当然とばかりに隣に設置された椅子に座り机に置かれた書類を涼しい顔でやり始めて。ピオニーは最初抗議していたが、ブウサギを人質に取られジェイドを罵倒しながら書類に取り組み始めた。
時折、兵士が当然とばかりにノックし敬礼をしたあとピオニーやジェイドの机に書類を足しおき、予定を聞いては去って行く。


しかし、もう一度言おう。



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