聖なる炎と陛下と仲間達
□萌え日記
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注※
この話ではアニスとティアとネフリーは腐女子の設定になります。
「はぁーー。アニスちゃんもうどうしたらいいかわかんなーい!!」
アニスは今まで見ていたノートの上で突っ伏すと大きなため息を付いてそう叫んだ。
それを聞いてティアも目を閉じると同意するように一つうなずいた。
「そうね・・・・・・ちょっとマンネリよね・・・・・」
そういうとティアも持っていたノートを閉じた。
その二人の持つノートのタイトルは
『萌え日記』
「全くガイはルークにべったりだから本当にたくさんのネタがあったよ。それこそパラダイスかっちゅーのってくらいにあったさ。萌えたさ。だけどさぁ・・・」
「そろそろ飽きるわよね。」
途中できれた言葉をティアが足せばそーなんだよねぇ、とアニスはうなずいた。
この二人実は根っからの腐女子であり、日常にイチャイチャとしているように見えるガイとルークは格好のネタであった。
たまにジェイドも絡めたこともある。
そこは、美形三人集。誰が見ても一度は振り向く顔の持ち主達だ。
誰が上でも誰が下でもそれなりにイケていて、さまざまな組み合わせで勝手に妄想しては二人は盛り上がっていた。
特にアクゼリュス崩落時、ガイが一人でルークを迎えに行ったときはピーク真っ盛りでノートが一日一冊夜中に埋まっていたとかいないとか。
ちなみにアラミス洞でのガイとルークの会話を全て後ろで聞いていたティアは萌えを抑えきれず一人悶えていたのだが、ある意味二人に世界を作っていた二人が気がつくことは無く、後にアニスがそのことを聞いたとき自分もついて行きたかったと拳を握ったくらいだ。
その後は、ガイがルークにべたぼれな理由を勝手に想像してはネタにし、ガイが、アッシュに冷たいからアッシュがルークに嫉妬して冷たく当たっているんだ、とかアッシュは実はガイが好きなんだ、とかガイはルークが女性になったら絶対に触れるんだ、とか二人の部屋になったらヤッてる、とか勝手に大きく妄想を繰り広げていたのだ。
しかし、そんな二人にも飽きはくる。
女心と秋の空だ。
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