聖なる炎と陛下と仲間達
□大人の恋は無糖
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無意識に眼が勝手にその人を追ってしまう
あの方が、眼に写る範囲にいないとつい探してしまう
あの方が、話している声が聞こえるとつい視線も耳も向いてしまう
そしてついに俺は……夜中に、かの人を抱く夢を見て…夢精して、…しまった。
これは、これは。
どう考えたって。
「好きになってんじゃないの?その人のこと」
「やっぱり…そうなのか…」
アニスにばっつり言われてしまえばガイはがっくりと頭を垂れた。
あぁ、なんてこった。
ガイは思い人のことを考えて頭を抱える。
「に、してもなんていうか…ガイの好きになる人ってどんなひとなのさ?」
首をかしげたアニスにガイは応えられずに、ただ苦笑いを浮かべた。
5『大人の恋は無糖』
ガイ×ピオニー
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