6万打記念小説

□俺の彼氏は天然S
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「なーゼロスーいいだろー?」

「い、や、だ!!」


ゼロスは現在、ピンチだった。


何が、と言えば彼氏でもあるロイドにお願い事をされていることだとか、
ベッドの端に追い詰められている事だとか、
その反対側には大小様々種類様々な大人のおもちゃが置かれている事だとか、
更にロイドの手には…………

「折角ジェイドが俺たちの為に作ってくれたらしいんだし」


「それが一番の問題なんでしょーが!!!」


そう、一番のピンチはロイドがジェイドの作った怪しい薬を笑顔でゼロスの身体で試そうとしている事なのである。





























『俺の彼氏は天然S』

























「……って、もう俺待てねーから実力奉仕!」

「それを言うなら実力行使!!っておわぁ!?」

ロイドと交わらない一方方向な言い争いをして小1時間。
その硬直状態に痺れを切らしたロイドが動いた。
手に持っていたクリーム状らしい薬を一度ベッドに置くとゼロスの脚を掴んで己の方に引き寄せてベルトを引っこ抜いた。

「待て待て待て!!ちょ……それは駄目だっての!!」

「いーだろー?もうさっさとやってみようぜ?」

にっこり笑ってまるで今日の夕飯食べようぜ?なんてノリで言われても困る。
困るのだ。

「い……いやいやいや、嫌ね、ちょ…困るから!そんな怪しさしかないもん使われたくないからぁあああ!!!」

ゼロスの必死の叫びは届かず下着ごとズボンを引っこ抜いてゼロスを救ってくれたあの素晴らしいまでの笑顔で「さぁ、やるか」なんて言われて。
ゼロスはもう、どうしようも無くなってしまったのである。







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