6万打記念小説

□どの口がモノ言うか
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「今日、ロイドとクラトスと何をしていたんだい?」

「あ……?あ、ああ!」

笑顔で問われた言葉に何をしていたか、考える前に後ろから思いっきり突かれて声を上げてカーテンを握りしめる。
中で細かく蠢くローターが更に奥まで押し込まれるのと深くまで抉られる感触にゼロスはぶるりと震える。

「ほら、言えないじゃないか!」

「違……っ!」

今のはお前のせいで考える力とか根こそぎ取られたんだとか、ゼロスは言いたいもまた奥を突かれ、意識せずガイのペニスを強く締め上げる結果になったが、ガイはその締め付ける内部を更に力でごり押しする事で奥に入り込んでくる。
根元まで押し込まれたガイのものは、熱く硬くゼロスの内部を散々掻き乱したせいで、少しの動きにも伴って中から既に出された白液がゼロスの白い太ももを伝った。

ぱたりぱたりとゼロス自身からも白液は落ち、フローリングらしい床を白く汚している。

「あ……れは、ただのじゃれあいでしょー……よっ?」

「ふうん……じゃあ俺の知らないところでゼロスはロイドに背中から抱きついたり、クラトスにあんな可愛い顔を普通にしていたんだ?」

「へぇ…?」

何を言っているのか、わからない。
そんな表情をすれば今まで笑顔の崩れなかったガイの表情が一気に無表情になる。
普段笑顔を崩さない男だからこそ、突然表情を消せばどれほどの恐怖になるか、それはゼロス自身も体験している為にびくりと身体を震わせた。

「…………ゼロス?」

「あ、あああああの、が、ガイ君……?」

「大人しく俺にお仕置きされな」



もう一度作られた笑みは普段見せる優しく爽やかな笑みでは無く、黒く怒りをふんだんに込めた黒い笑み。
ぜひともこれをいつも「爽やかで好青年よねー」なんて言ってるうわべしか見ないハニー達に見せてやりたい。
きっと幻滅するに違いない!そして俺さまのファンになるに……



「ひぃ、ああ、あ!!!」

そこでゼロスの現実逃避は強制中断された。




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