聖なる炎と陛下と仲間達

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あれから直ぐに目を覚ました(と、言うよりジェイドに蹴り起こされた)ルークとガイは、もしもの為の戦闘準備の為に武器を取りに、ジェイドは上にバレぬようにするのかゼーセマンに事の報告に。
そしてディストも譜業椅子を取りに自室に向かっていた。



ディストが思いを巡らすのは、今はいないピオニーの事。

オールドランドではもう、預言は棄てられ、キムラスカとも和平が結ばれ世界は平和なものとなった。それに伴い、皇帝であるピオニーの命を狙う輩は少なくはなったのだが。
それでも、完全にいなくなったわけではない。
預言を棄てきれない一派や、ピオニーを皇帝として良しとしない人間もいるのだ。特に酷いのは預言を棄てきれない一派で、預言廃止の第一人者であるピオニーを恨み、殺そうと企み、今も水面下で活動をしているとディストの耳に入った事もある。



もし、今此処にいないピオニーが、その一派に捉えられていたとすれば、最悪命を取られかねないのである。




ーーー貴方がそう易々と殺されるとは思いませんよ。しかし……



カツ、カツ、と己の住みかと化した研究室に入ればその端に、ゴチャゴチャと詰まれた本やら何やらが目に止まる。

一瞬、ピオニーがそこにいて、いつものように笑顔で手をあげる幻影が見えて、ディストは首をふる。


「……何を、しているんですか、ピオニー。」


ディストは一つ、昨日彼がここで呼んでいた本を触ってはため息を付いた。







ディストサイドーーー。

ディスピオも好きだなぁ、やっぱり、仲間いない?/マイナーだって
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