団長

□短編集
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「あんたは一生、これから死ぬまでこの罪を背負っていく、それ以外の道は俺が絶対に許さねぇ」



そんな断罪者の声が聞こえた気がした。













終身刑の縄





絶望の淵、生き延びてしまったアレクセイが見たモノは何時もと変わらない自分の家の天井。
何故その場にいるのか一瞬理解が出来なかった。

夢だったのか、否そんな筈がない。だが、しかし。


その答えは直ぐに、痛みを押してベッドから降り視界に入った窓の外を見て理解した。






一面に広がる、星食みの姿。





「そうか…私は……」


夢の筈がない。
わかっていたのだ。

この絶望の中で自分は生きなければならないのだ。



あの、記憶の途絶える一歩手前、最後に聞こえた言葉もきっと夢ではない。
黒髪の昔の自分に良く似た思想の持ち主は、絶望を知って尚、生かしたのだ。そしてその仲間達も。





「……終わる事なき罪の縄…か」


頭垂れた視界はただただ黒く塗り潰されたのであった。












ユリ→アレ
精神的にユーリが責めてる感じ?でもこの二人は仲好くなったら甘味の事について語り合える大事な要因なんだよね!!
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