パズル

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「おら、ちゃんと服を脱げよ、破かれたいか?!」

「ぅ……!」

己の身体に数人の男どもが乗りかかる。右手と左手を一人ずつ男が抑え、ピンクの上着のボタンを楽しげに引きちぎり、黒のアンダーも容赦なく破かれた。
両手を押さえておきながら何馬鹿な事を、と内心思うもそんな事は口にすることはない。この馬鹿どもを挑発すれば更に痛い目に合うのはゼロス自身なのだから。

「は……!やめ……!」

しかし、嫌らしい手が自分の意志と関係なしに身体を這うのは気持ちが悪くゼロス身体を捩る。
ふるりと頭を振れば髪も一緒に揺れてあまり綺麗とは言い難いシーツに広がった。
その様は、男どもに興奮を与えるだけだったのだが。

「ズボンも脱がすぜー」

「お、乳首やわらけーな」

「俺の握ってくんねー?もし握りつぶそうとかしたらパイパンにするぜ〜?」

「ぎゃはは!寧ろパイパンにしてやればいいんじゃんか?」

言いたい放題の男どもに更に吐気が増す。
昔、まだ小さい頃、脂ぎった貴族どもに立ち迎える立場も無く身体を売った時もあったがそれ以上に……

ずるりと引き下ろされるズボンと下着に「御開帳〜」なんて楽しげな男に声に、本当に悪い事は重なる、と内心で思った。
白い肌に勝手に這いまわる手にギュッと目をつぶる。
己の手に勝手に握り込まされるペニスに手を離したい、もしくは本当に握りつぶしたいたいとも思う。完全に手首を固定されて離す事は出来ないのだが。
ぬるりとする感触に唇を噛んだ。

「まだ萎えてんじゃん。かわいそーに……今、勃たせてやるからなー?」

最悪な言いように回りが爆笑する。






止めてくれ、んなのされたくも無い。

「う………あ、く…!」

願いは叶うはずもないもの。
股を押し広げてその間に入り込んでいた男はゼロスのペニスに顔を寄せると息を吹きかけ口の中に入れて舐め始めた。
同時に両方の乳首にも男が片方は指で、もう片方は口で愛撫を始める。

「や……、あ、や、……だっ…なせ!!」

無理矢理与えられる快楽に順応したくなくて身体を横に振っても、微々たるものでしかないらしい。下品な笑みを浮かべたままに更に強くペニスを吸われる。

びくっと大きく身体を揺らした。




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