聖なる炎と陛下と仲間達

□萌え日記
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「もううちのメンバーのネタはあきちゃったねー」

アニスはがりがりと今まで作ってきた架空カップルの羅列をノートの端に書いていく。
ガイ×ルーク・ガイ×アッシュ・ガイ×ジェイド・ジェイド×ガイ・ジェイド×ルーク・アッシュ×ルーク・アッシュ×ガイなど。イオンのが無いのはアニスがイオン様は聖域なのよ!!と却下したためである。

「そうね・・・でも他の人となるとちょっと情報が足りなさ過ぎるし・・・」

その横でティアはチーグルのイラストを描きながらに言った。

「なんか新しいネタ無いかなぁ、つまんないよーー!!」

その答えにアニスは足のつかない椅子に座り足を上下にパタパタ揺らしながら言った。そんな事をいっても解決などしないことはわかっていてもやはり愚痴りたくもなるのであろう。
そのとき、ティアは雪の降る外を見てふと思ったことを口にした。

「ネフリーさん・・・」

「え?何か言った?ティア」

「そうよ!!確かネフリーさんも私たちの同士のはず!!ネフリーさんにご教授願えば新しいネタに出会えるかも知れないわ!!」

そう、此処はくしくもケテルブルク。
そして、ネフリーといえば、ジェイドの妹で過去を知る女性。
彼女なら絶対に私たちに新たなる萌えを提供してくれる!

その思いは直ぐにアニスにも伝わったらしい。
アニスは笑顔になると椅子から立ち上がった。

「その手があったか!!」

「えぇ!!」

その後の二人の行動は早かった。
善は急げと言わんばかりに二人はホテルをこっそり抜け出したのであった。




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