聖なる炎と陛下と仲間達

□萌え日記
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「そうね・・・、私のはあなた達の描いてるものとは人が違うわね・・・」

その後、早速とは言ったものの相手は知事。会いたいと普通に申し出たところ、ただいま仕事中ですので、と門番に簡単に門前払いされてしまった。

しかし、今二人はあれから10分もしないうちに目的の人物であるネフリーに会うことが出来ていた。

それは、アニスがネフリーに伝言だけでも、とお願いをしたのだ。

《私たちは萌えに餓えています。助けてください。》
と。
すると、数分もせずに笑顔でネフリー自ら迎えてくれたのだ。

さすが・・・・という尊敬の表情でティアがアニスを見ていたのは置いておいて。


「私は好きになった人が受けになっちゃう傾向があるからリバは描いてないのよ」
ネフリーは二人に見せてもらったノートを見てそう苦笑いをしながらに答えた。
それに首をかしげたのはティアだった。

「つまり・・・総受けって言うことですか?」

「まぁ、女性に対しては違うこともたまにはあるけどね。ほとんどそうかしらね。」

楽しそうに答えたネフリーは、自分の机から一冊の本を取り出した。
そこには、牡丹の花が描かれていて「散り際はいらなくて」というタイトルが書かれていた。





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