聖なる炎と陛下と仲間達
□萌え日記
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久々の行為はピオニーを極限まで疲れさせたらしく、ピオニーはぐったりとベットの柔らかな布団に包まっていた。
時折もぞもぞと動いては此方に視線を送ってくる相手にジェイドは苦笑いを浮かべた。
無理をさせてしまったという自覚はあった。
なんせ彼と会うのは久々であったから。
緊張感と、罪悪感に苛まれながらの旅はジェイドの思うよりもジェイドを疲れさせていた。
だからこそ彼の顔を見て、笑顔を向けられた時ジェイドは理性のたがを外してしまう羽目となったのだが。
「・・・・・・痛いぞ、ジェイド」
「すいません、陛下があまりにも可愛らしいのでつい。」
うう、と唸りながらも身体を起こそうとしたピオニーだったが、アナルから先ほどまでたっぷりと注ぎ込まれた白液が流れてきたらしくその場でまた崩れ堕ちていった。
ボフリ、と言う音がジェイドの耳に届いた。
「おやおや、無理はなさらないでくださいよ。」
「・・・誰が!!無理をさせたんだよ!!」
その音にジェイドがそう声をかければピオニーは多少声を荒げながらに答えた。
「お前、最悪だ。」
「はいはい」
「俺の意思丸無視だし」
「すいませんでしたねぇ。」
「お前一人満足してやがるし。」
「あなたは満足していらっしゃらないので?」
「・・・・・・足りるか。」
ぼそりと小さく呟いた言葉をジェイドが見逃すはずが無かった。横で寝ていたピオニーに再度覆いかぶさると彼が身を隠すのに使っていた毛布を剥ぎ取った。
「それはすいませんでした。私はあなたがてっきりもう無理なのだとばかり思っていたもので・・・」
「たまにしか会えないんだ、充電させろって。」
ふわりと笑いあった二人には既に先ほどの剣呑とした雰囲気はは無く、また甘い情事へと身を落としていくのであった。
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