聖なる炎と陛下と仲間達
□経済効果の上で
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さて話はまた戻ってきて。
どの宿屋にもあるということはもちろんルークたちの泊まっていた宿にも卓球台は置かれていて。
当然とばかりにルークはガイに勝負を挑んだのであるが。
「なんでガイはそんなに強いんだよ!!」
「そりゃあ、俺の住んでいたところのスポーツだからなぁ。」
ルークのあっさりストレート負けであった。しかもガイは息も切らすことなく始終笑顔で。
しかし、負けん気の強さは人一倍のルークはそれが許せなく、頭をグシャグシャとかき乱して悔しがった。
「くっそー!!じゃあジェイドとやる!ジェイドは?」
そしてルークの話の矛先はガイからジェイドにと変わったのであるが。
「残念ながら、こいつは強いぞ?」
「・・・・・・え。」
さっきまでジェイドが立っていた位置にいつの間にかもう一人、自分達と同じ浴衣を着た金髪の髪の人がその横に陣取るように座っていた。
そして、その人が自分達のよく知る・・・
「「陛下ぁぁあ!?」」
ルークもガイも素っ頓狂な声を上げるのも仕方が無いこととだと誰もが思うであろう。
しかし、名称で呼ばれたほうとその隣にいたジェイドにとってそうではないらしい。二人で顔を見合わせるとピオニーは立ち上がってルークの前にまでやってきた。
ピオニーはジェイドやガイに比べて多少背が低かったりするのだが、ルークにとっては見上げる対象の一人でついその威圧感に後ろに下がってしまったが。
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