響き合う物語

□竜に乗ろう!!
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その言葉は大きくロイドの心を揺さぶった。
竜に乗ったのは、救いの塔に行く際、1回しか乗っていない。

あの時は散々な思いで、観光なんて出来なかった。


……が、今回は違う。
それぞれ食材やなにやら足りないものを買い出すついでに観光と称してあちこち見れたら、とロイドは思った。
そしてゼロスと一緒に、と。

「借りたい!!」

ロイドは即効でそう応えて、早速竜の準備をしてもらったのだが。






……竜は4匹借りた。
二人乗りの可能な竜だから4匹でいいだろうと言うことで。

だがここで問題が起きた。
そう、だれが誰とペアになるか、だ。

リフィルはまず、レアバードの点検のほうに夢中で此方に来なかったので誰か一人で乗れる人間がいたのであるが。

それに飛びついたのはゼロスであった。

「俺さまいっちばーん」と、嬉々として竜にくっついたのだが。

「じゃあ、俺がゼロスと一緒な!」

…なんて、ロイドが当たり前のようにくっついてきたことから他のみんなも、それなら自分も!と乗り出し、今の冒頭の話となってしまった。





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