聖なる炎と陛下と仲間達

□大人の恋は無糖
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「今の時間帯が過ぎたら、また仕事をしてくれるんですか?」

だから、そう聞いてみると。
彼は自分のほうを振り向いて。

「そうだな。この後に、お前と遊んでから、な?」












そんな事を言ったら、変な期待。
……しちゃうじゃないですか。






にっこりと笑いながらこちらに手を伸ばしてくる陛下にガイは、ゆっくりと手を伸ばした。
その、手のぬくもりがガイの手袋越しに伝わってくる。

「陛下……」

つい、その手を強く握ってしまうと自分のほうに強く引き寄せた。


……はず、だったのだが。










「う、うわぁあああああ!?」

よせたのは、可愛い可愛い彼のぶうさぎの……ルークで。
ついでに頬にねっとりとした感覚。

きっと、いや確実にルークの鼻水だ。
それに奇声をあげるとピオニーは声を上げて笑った。


そして。

「だから言ったろう?こいつらと遊んだ後だと」


そういったピオニーに、ガイは自分の頬を押さえながら困ったように顔をゆがめた。
その様子を見ると、満足したように笑顔でガイから顔を反らした。









「知ってるか?ガイラルディア。大人の恋は子供のようには甘くはないんだぜ?」



後ろを向いたピオニーから出た言葉に、ガイは目を丸くすると、次には目じりを下げた。

「……覚えておきます」

そう答えると、ピオニーは笑ったのであった。








―――――――――――



今回はガイオンリーと言う事で、つい参加させていただいちゃいました!!
しかもガイピオと言うあまり無いかぷかも知れませんがちょっとでも楽しんでいただけると嬉しいです!

主催のはぎあ様、共催のMido様!
この度は素晴らしき企画に参加させていただき有難うございました!!






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