6万打記念小説

□俺の彼氏は天然S
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「えっと、取りあえずこれを敏感な所に塗れってジェイドは言ってたな」

「ロイド君が敏感って言葉を使ってる……」

「ば、馬鹿にするなよ!ジェイドにちゃんと意味を教えて貰ったんだからな!」

「…………」

教えて貰ったのかよ。という突っ込みがつい口を割って出そうになる。
あの後、あまりに抵抗をしめしたゼロスにロイドが、ゼロスの腕を一つに纏めてタオルで縛りつけベッドヘッドに括りつけやがった。その為今のゼロスは絶賛まな板の鯉の状態にある。
その為、変に刺激すると何をされるかわかったもんでは無く(ロイドの後ろに大人の玩具がずらりと並んでいる時点でもう既に危険な状態にいるのであるから)、突っ込みは飲み込む事にしたのだが。

「今、教えて貰ったのかよ、って思っただろ、ゼロス?」

「ぎくー!!」

「…………」

「え、えへ?」

最近、ロイドに限定して嘘が苦手なゼロスである。
つい、擬音を付けて反応してしまい、無言でクリームの入れ物の口をあけられてしまった。

「や、あのな!それは仕方がない事でな!?」

「はいはい、もういいや、やるぞ」

きゅ、きゅ、とあまり堅く無い瓶の蓋を開ける作業の音をただ聞くのは今の状態では死のカウントダウンを待つ死刑囚のように残酷なものだ。
嫌だいやだ、と足をばたつかせるゼロスに、その足を片手で掴みそのまま肩に担げば。










「さ、ゼロス、乳首とこっち、どっちに最初塗られたい?」


















あぁ、死刑宣告が下りました。









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