パズル
□夜のイベントは重大かつ危険なんです
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※これは番外です。フレレイメインの話になります。
「シュヴァァアアアアン隊長おぉぉぉおおっーーーーー!!!!!」
ザーフィアスに足を踏み入れて数分。
ふと見慣れた顔にユーリが「げ」と声を上げたもそれを遮る大声。しかもそれがレイヴンの捨てた名前である事に、呼ばれた本人はため息をつくしか無かったのである。
『夜のイベントは重大かつ危険なんです』
「だぁから、おっさんはシュヴァーンっていう人間じゃないの。わかる?いい加減分かってくれないかなぁもう、ねぇルブラン?」
その大きすぎる声に近くを歩いていた下町の人たちは視線を向けるも、一行がユーリとフレンを含むメンバーたちである事、更にいつもユーリを追いかけている比較的害の無い一応ザーフィアスの異城の自体の時には助けてくれた恩人の騎士であると分かれば、みんな笑顔でその一行を眺めて直ぐに視線を反らしそれぞれの仕事に戻っていた。
それに内心ほっとしながらレイヴンは、わざとぼさぼさになるようにしている髪をガシガシと掻きながらルブランに何度言ったか分からない注意を促す。
そして、ザーフィアスが異城となった時とさほど変わらない切羽詰まった顔に「で、何があった」とレイヴンの時の言葉遣いより短く低い声で問いかけた。
その部下思いでこれでどうしてほっとけない病患者の一人の行動に「ほっとけばいいのに」とユーリ他数名が呆れつつ内心思っていたが。「流石シュヴァーン隊長!」と思うフレンやエステリーゼもいて。
レイヴンの言葉に、ルブランは歳甲斐も無く涙を流して号泣し始め、また下町で折角離れた視線を浴びる事になったのである。
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