輝く物語

□一緒にいるんだから
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※A世界ゼロスIN設定








「え……と、ゼロス?何をしてるのかな?」

「ガイラルディア・ガラン・ガルディオス伯爵を押し倒してる」


最近陛下が新しいブウサギを飼い始めて。
……と、言っても世話をするのは実際に陛下では無く、主に自分だったりするのだが。
それで時間が大きく取られてゼロスと会う時間が少ないなぁ、なんて思案しながら家への帰宅路を辿っていれば突然横から伸びる手。
そしてあっという間に己は、綺麗な外装のホテルの一室に連れ込まれ、あれよあれよと言う間に服を脱がされて、まな板の上の鯉ならずベッドの上の鯉状態になってしまったのだ。

そして、その状態にしているのは先程まで頭の中で笑顔を見せてくれていたガイの恋人。
ゼロス・ワイルダーで。
ガイの本名を口に真面目に答えた相手はどこか不機嫌な様子でじっと下にいるガイを眺めていた。
その際に長いゼロスの髪の毛がふわりとガイの顔に掛る。
ふわりと久々にゼロスの香りがして、このままでは逆に押し倒して理性のままに行動してしまいそうだ、とガイは思い視線をゆっくりとゼロスから横の窓に移した。

もう外は夕暮れを過ぎて真っ暗で。
そういう行為をするのにもいい時間で。

「……て、違う違う!!」

「何がよ?」

勝手に視界が触れるゼロスの温もりも相まって、濡れ場を妄想してしまいガイは慌てて頭を左右に強く振った。
その行動にゼロスが不振がっていたが、その首を小さく傾げる姿さえもガイにとっては胸を高鳴らせるには十分で、ごくりと喉を鳴らした。




























『一緒にいるんだから』

















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