聖なる炎と陛下と仲間達

□ウッーウッーウマウマで
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「・・・・・・陛下。私はあなたのことをいつも心配しているというのに・・・・・・」

「いや、ジェイド違うぞ、お前は大きな間違いをしている!!」


ニコニコと極上の笑みを浮かべ、ポケットに手を突っ込んだままの状態でやってきたジェイドは、腰を摩りながら柔らかな椅子に腰掛けていた相手を見つけると心持低い声でそういいながら詰め寄ってきたのである。








ウッーウッーウマウマ(°∀°)で










その笑顔に不穏なものを感じたピオニーはすぐさま自室に逃げ込もうと立ち上がり素早くその扉をあけようとした。しかしいかんせんジェイドのほうが早くドアノブを掴んで開けかけた所でジェイドにその引き戸を思いっきり押されて扉を閉められてしまったのだ。



「・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・じぇ、ジェイド?」

「はい。」


自分の真後ろにジェイドがいる。しかもその顔は見なくても解る。


・・・・・・・・本気で怒っている!!!!!


後ろから伝わる黒いオーラにピオニーは扉を見詰めたままにダラダラと冷や汗を流した。
名前を呼んだら、返事だけが返り、後は笑顔を浮かべたままに何も言わない相手にどうにか相手の誤解を解くためにゆっくりとピオニーはジェイドに向き直った。


「・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・」


ーーーーーや、やっぱり無理だって!!なんだよ、何でそんなに怒ってんだよ!

そこにあったのは、笑顔ではあるが、ピオニーにはわかっていた。
この綺麗過ぎる顔の裏にはとんでもない悪魔が潜んでいることを。


「・・・・・・俺は、浮気なんかしてないぞ。」

「知ってますよ。昨日は何をしていたんですか?」

「・・・・・・・う、」

「夜中、どこかにいきましたよねぇ?ティアたちと一緒に。」


トン、と顔の横に手を付かれ、反対の手で腰を掴まれ至近距離で見詰められる。





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