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□痛い痛い愛をください
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余計な思考は、由和くんからのキスでストップした。

ゆっくり何度も口付けては離して、唇を舌でなぞられて。酸素を求めて口を開くと、するりと舌をねじ込まれる。

いつもと少しだけ違うキス。それだけで背中がぞくぞくして、甘い声が鼻から抜けていく。




「…清香キスだけでこんなんなるんだ?このあとが楽しみだな」




唇をやっと離したかと思えば、挑発的に口端をにぃと上げて、由和くんはそう言った。

確かに彼の言う通り、私はもう既に骨抜きの3歩くらい手前の状態だけど。



由和くんのおっきな手が首から鎖骨をなぞって、ブラウスにかかる。ボタンを性急に外すと、彼はそっと体に指を這わせた。

…どーしよう。恥ずかしいっ、




「ちゃ、っと…、待ってっ!」

「ちゃっと?」

「……噛んだ。ちょっと、でした」

「なに?緊張してんの?」




するよ!するよ!するよ!?

当たり前じゃん由和くん!!



私が首を縦にぶんぶん振ると、由和くんはクスクスと笑う。




「そんなやらしーい格好で緊張してるとか言われてもね」

「…………」

「ぐっちゃぐちゃにしたいって気持ち、煽られるだけなんだけど」




こわい!

さっき優しくするって………言ってないか!頑張るって言ってただけか!




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