最遊記お題
□だといいね
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今朝一人の女性を振りました…。
とても、綺麗な方でした。
肌も白くて、瞳も透き通っていて、おしとやかな口調や身のこなしで、彼女が素晴らしい方だと見て取れて…
僕に、一目惚れしたそうです。
「また…僕を苦しめる気 ですか？」
彼女に言ったつもりじゃなかった。
本当の事を言えば、もう彼女なんて目に映ってなくて、
ただ…
君の姿と、
血と、
最期の言葉と…
ねぇ、カナン、
嬉しい？
悲しい？
それとも、
もう君は、僕のことなんか目もくれずどこかへ…。
それでもいいと思ってる。
「思い」も、
「物」も、
なにもかも、
この世に生まれたからには、
消えてしまう事を、僕は知ってまったから…。
なくして悲しむのはいやだから、
その悲しみが薄れて、
また消えるのがいやだから、
そんな事なら、
僕はこのまま…ずっと…一人で…
ごめんなさいね？
夢も希望も愛も、肯定するのに勇気が必要だってわかっているから、
僕は…
夢も希望も愛も、全てを認めようとする君も、直視できなかった。
夢に希望に愛に、目を背けてしまう僕の逃げ道は
だといいね
願わくば、彼女の幸せと、僕の永遠なる孤独。
end
最遊記なお題＋α