絵本館

□美女と野獣
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ある村にケロロという商人が三人の娘と暮らしておりました。
「娘達!我輩ちょっと街まで行ってくるであります、お土産の希望はある?」
「ボクはお菓子が欲しいですぅ〜!」
「クック〜俺様はカレーでいいぜ」
「ぼくはお庭に植えるバラの花が欲しいな」
「了解であります!」
ケロロは街での用事を済ませると娘達の希望の品を探しました。ところがお菓子とカレーは買えたのですが、バラの花だけが見つかりません。
「ゲロ〜!困ったでありますな」
ケロロはバラの花を探すうちに迷ってしまいました。
するとどこからかバラの香りがします、香りのする方へ行ってみると綺麗なバラ園のあるお屋敷がありました。「ケロケロこんなに有るなら一株位判んないよね?」
ケロロはバラを一株掘り出すと根元をハンカチで包みました。
「さぁ〜帰るであります♪」
ケロロが庭を出ようとした時、背後から
「おい!貴様そこで何をしている!」と声がしました。
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