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□強情な二人
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月が綺麗な晩
ふとユダは外の空気が吸いたくなり、自室の窓を開けた
六聖獣となり天空城に住まうことになったが、こうゆう夜は悪くないと思う
静かで、隣りの部屋にはシンがいる…
逢いたい者にすぐに逢えるのが、何より嬉しかった
シンの事を想うと、逢いに行こうかと思えた
(シンも星が好きだし誘ってみようか…
いや、もう寝ているかもしれない…)
そんな事を考えていると、向かいの棟の明かりの付いたままの部屋が目に入った
「っ!?」
窓に人が張り付いているが、レイだと確認出来た
後ろにはルカがいて、レイを激しく揺らしている
「…っ
いつの間にそんな関係に…」
ユダの記憶が正しければ、ルカたちのいる部屋は物置のはずだ
「…忍び込んでまで蜜事に励むなんて」
レイは後ろから突き上げるルカに抵抗しているが、無理矢理でないのはレイの表情を見れば明らかだった
レイの喘ぎ声や肌のぶつかる音が聞こえてきそうなほど、生々しく行為を感じ取れる
「……っ」
ユダは我慢出来ず、自身に手を伸ばした
寝る時は裸の為、簡単なガウンしか着ていない
ガウンの前をはだき、自身を握る