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□風邪薬
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「く…っ、んあぁ!
はぁっ…ユダ…」
「シン…大丈夫か?」
「ユダ、やはりシンには強過ぎたようだな…」
「ひっ…、た、助けて…
体が…熱くて……苦しぃ、です…」
肌寒いと訴えたシンに、ユダは風邪薬だと言って媚薬を飲ませてしまった
しかし、こんなに効くとは思ってもいなくて、些細な悪戯だった
それはルカも同じだったようで、隣りにいながらも止めはしなかった
むしろルカは二人を微笑ましいとさえ思っていた…
「こんなに乱れるとは…
シン、すまない」
「っ…はぁ…はぁ、ん…」
「ユダ、責任を取ってやったらどうだ?
これだとシンが不憫だぞ…」
シンはベッドに寝かされ、ユダが触れてくれるのを待っている
「ユ…ダ……」
「シン、心配するな
すぐにその熱を開放してやるからな」
「はや…く…
ふぁ…はぁ、はぁ…」
そんな様子を見て、ルカが部屋から出て行こうとすると、ユダはルカの腕を掴んだ
「……なんの真似だ?」
「せっかくだから、ルカも混じっていかないか?
見ているだけでも構わないが」
「っ!?
そんなことが出来るわけ…」