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□留守番
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「……」
「………」
いつまで経っても帰って来ないルカに、レイは苛立っていた
「ルカぁ…遅いですよ…」
探しに行こうかとも悩んだが、服は無事だが下着は汚してしまった
そして何よりこんな熱を主張したままに、外出するわけにはいかない…
「ん…ルカ…酷いです…」
ルカに文句を言い、自分を正当化すると、レイは自身を握った
「く…
…やっぱり…駄目ですっ」
しかし罪悪感に苛(さいな)まれ、レイは自身から手を離した
「ルカ…早く…帰って来て下さい…」
そして、不貞(ふて)寝をするように、ベッドに倒れ込む
「…?」
ふと、枕に違和感を覚え、レイは枕をひっくり返した
「きゃあぁっ!!?」
出てきたのは、快感を与えるためだけの目的に作られた玩具…
(ルカの…?)
「ぼ、僕に…?」
レイは顔が熱くなった
「ぅ…」
(今日、使うつもりだったのでしょうか…?)
「…」
スイッチを入れると、回転を繰り返しながら振動を始める…
「ルカが、僕のために…」
レイはまじまじと見ると、使ってみたくて仕方がなかった