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□記憶喪失
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「シン!
本当に俺を忘れてしまったのか!?」
「あ、あの…そんなに触らないで下さい…っ」
掴み掛かるユダに、シンは抵抗した
顔を背け、本気で困っている
「ね、シン…彼はユダですよ?
貴方の恋人の…」
「冗談はやめて下さいレイ!
わ、私に恋人なんて…」
「シン…」
ユダはショックで頭が真っ白になった
悲しくて泣き崩れそうになる…
「ユダ、ショック療法でも試してみたらどうだ?」
「無理矢理、キスしたら思い出すかもしれませんよ!」
「……ルカとレイは過激だな」
その後、二人に促され、ユダは記憶喪失のシンを家に連れ帰った
* * *