番外編

□U7.5話
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※コロネロ悲恋?注意※



















「コロネロ?」




いつからだったか




「……1つだけ言いたいことがある」






何度も言おうとした









「聞きたくない」










何度も拒否された











「っ……」

「コロネロ、」










拒否じゃない

コイツは守ったんだ















「なんだ、コラ」



















俺たちの…関係を





















「貴方は大切な大切な親友だからね。




















ずっと、ずっと…死ぬまで」

「死んだらどうすんだ、コラ」

「…どうしよう?」

「なんだそれ、」



















大事な大事な親友

唯一無二の親友



















「もし、お前が先に死んだら…」

「ん?」

「墓の前で言いたかったことを言ってやるぜ、コラ」

「うん。…でも、」






それなら私はコロネロより先には死なないよ


















そう続けたアイツの困ったような笑顔は忘れない























「はじめまして、よろしくお願いします、アルコバレーノ」

「まぁ、よろしくな」










「なんかお前面白いな!」

「…はじめて言われたかも、」










出会った頃を思い出して















「はぁ…バカだね、コロネロ」

「あれはお前がっ!!!!」

「フフッ」

「っ…い、行くぞ、コラ!」

「はいはい!」













君と過ごした何気無い日々を思い出して
























「これは恭弥にも言っちゃダメだからね!コロネロだから言うの」

「わかってる、」

















日に日に強くなる君への気持ち






















「私、さ…恭弥が、好き…」


















ある日突然告げられた事実


















分かってた

分かってた

俺らは親友










アイツは愛した奴に愛されていて幸せそうだった

本当に…こっちまで幸せになるくらい幸せそうだった























「ごめんな…っ」









だから










「俺はお前を困らせてばっかりだったな…コラ…」












だから












「お前は俺の…」




















「この世で一番大切な親友だぜ、コラ!!」














笑顔と共に一粒だけの涙を

お前の墓前に


















(それでも夢の中では耐えられなくて)
(お前もこの子も傷つけた)






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