スタッフも早朝から働き詰めで時間があったとしても試合をするような体力は残ってない。誰もが目を背けていたその時「はい!僕やってもいいですか?」という声が聞こえた。それはたった今審判から戻ってきたばかりの彼だった。茹だるような夏の日にこれまで見た事がない位爽やかで眩しい程の笑顔で彼は私をみて言った。私は「あっ、はいっ」としか返事ができなかったがその瞬間がまさに人生初となり最後の一目惚れに堕ちた瞬間だったと今になって思う。彼の名は安島英樹 23才。

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