逆転裁判

□余韻 2(執筆中)
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思いの外時間が押してしまった。


成歩道法律事務所についたのは、夕方5時を過ぎた頃。


公判の最中も散々調書を取らされてはいたが、
序審裁判の最終日に、時効間近のDL6号事件の審議をするという異例かつ変則的な公判が行われたため、
調書を取り直すことになった。


留置所から釈放されてそのまま事務所へ向かう。


公判が終わり、礼の言葉は一応は言ったが…

被告人として、弁護を依頼した以上、
一度、きちんと礼を言わなければならない。


雑居ビルの階段を登り、事務所入口のドアの前に立つ。

軽く、身だしなみを整え、ドアを二度ノックする。

…が、反応がない。

「成歩道。私だ、御剣だが。」

やはり反応はない。

まだ、年末年始の休業するには少し早い。
ドアにかけられたプレートにも
「営業中」との文字か書かれている。
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