逆転裁判

□町内運動会で大逆転!?(執筆中)
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「私の代わりに、町内運動会に出てきたまえ。」


突然の赤い来訪者――御剣怜侍は、開口一番にそんなことをのたまった。


『…は?』


僕は手にした湯飲み茶碗を、真宵ちゃんは味噌風味煎餅を中途半端に胸元に止めたまま、ハモってしまっていた。


「聞こえなかったか?だから…」


「いや…聞こえ…ましたけど…」


「そうか、では…」


続いて、スーツの胸ポケットから茶封筒を、さらにその中から丁寧に折り畳まれた紙を広げ、応接セットの低いテーブルに置く。


「これが日程と場所、プログラムなどが書かれたプリントだ。目を通しておくように。」


僕と真宵ちゃんは促されるまま、わら半紙に印字された『第37回 〇〇町内会運動会』の文字を眺める。


「あぁ、心配することはない。町内会長には事前に伝えてある。安心して行ってくると良い。それと、当日は遅刻するなよ?では、私は仕事が残っているのでこれで失礼する。」


言うや否や流れるように立ち上がり、事務所のドアへ向かう姿があまりにも滑らかだったので、思わず僕はそのまま見送りそうになったが…


「ま…待った!!」

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