.*のべる*.
□悲しみの果て
4ページ/7ページ
見間違えるはずがない。
銀髪…長い睫毛…
間違いなく仁王だ。
仁王「久しぶりじゃのお…」
丸井「お、おう。久しぶりだな。元気にしてたか?」
仁王「それなりに。丸井は?」
丸井「俺は元気にやってんぞぃ。」
仁王「そうか…でこんなとこで何してるん?」
丸井「散歩…」
仁王「偉い遠いとこまで来たんやの…」
妖笑をする相手を見て少し青ざめた。
こいつ気付いてんじゃねぇか?
詐欺師を騙すのが間違っていたのか…
けど本当の事なんて口が避けても言いたくない。
俺はしらを切る事にした。
丸井「そうだよ。お前は?」
仁王「俺も散歩かのぉ…」