Naruto短編

□僕の場所
2ページ/11ページ

「カカシ・・・任務だ」

そう言って五代目が渡したのは暗部服だった。

「五代目・・・」
「すまないカカシ・・・お前にしか任せられないんだ」

暗部服。
これを意味するとこは・・・

「他の者にと考えたのだが・・・成功率を考えるとお前しかいないんだ」

成功率はあっても帰ってこれる可能性は・・・

「・・・わかりました。覚悟はできています。」
「すまない・・・」

忍びをしていれば嫌でもこの日はやってくる。

命をかけた任務。


「このことはナルトには秘密にしておいてください。」
「カカシ・・・」
「あいつの泣く顔・・・見たくないですから。」

俺が任務に行くまでは笑顔でいてほしい。

エゴかもしれないけど、ナルトの笑顔があれば悔いはない。

死ぬその時まで目にやきつけておきたいんだ。

「・・・カカシ、生き延びろよ」



俺は無言で火影室をあとにした。
向かうはナルトの待つ俺の家。
今頃ナルト寝てるだろうな・・・


次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ