Naruto短編
□僕の場所
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「カカシ・・・任務だ」
そう言って五代目が渡したのは暗部服だった。
「五代目・・・」
「すまないカカシ・・・お前にしか任せられないんだ」
暗部服。
これを意味するとこは・・・
「他の者にと考えたのだが・・・成功率を考えるとお前しかいないんだ」
成功率はあっても帰ってこれる可能性は・・・
「・・・わかりました。覚悟はできています。」
「すまない・・・」
忍びをしていれば嫌でもこの日はやってくる。
命をかけた任務。
「このことはナルトには秘密にしておいてください。」
「カカシ・・・」
「あいつの泣く顔・・・見たくないですから。」
俺が任務に行くまでは笑顔でいてほしい。
エゴかもしれないけど、ナルトの笑顔があれば悔いはない。
死ぬその時まで目にやきつけておきたいんだ。
「・・・カカシ、生き延びろよ」
俺は無言で火影室をあとにした。
向かうはナルトの待つ俺の家。
今頃ナルト寝てるだろうな・・・
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