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□サクラ色ノナミダ
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いつからだったんだろう?






自分にアナタに、嘘つきになったのは、









ブラウン管の向こうで笑ってるアナタ。無性に腹が立って、目の前にあるコップを投げ付けた。







−パリンッッ……









静かな部屋にコップの割れる音だけが響く、




「ぅ…っ…」




初めから1番になれない、ってわかってた。
都合のいいオンナだって分かってた。
けど…だから…アナタの傍に少しでも長く居たかった。






元々ファンだったワタシには、贅沢すぎたのかもしれない。






別れよう。って言ったのは私だけど、別れたくないって言ってほしかった。





けど、アナタは"うん…"と、だけ言った。






1年も保てなかった、気付けば片思いだった恋愛。






ベッドの上でだけ言ってくれた、好きの言葉。普通に言ってほしかった。








アナタが部屋から出て行く時に言った"すまん"1番聞きたくない言葉だった。




サクラ色ノナミダ
(アタシのナミダはサクラと一緒に消えていく。)








→あとがき
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