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□猫のお話
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今日みたいに暖かい日
お前は俺の前に現れた
毎日決まった時間に現れて
毎日決まった時間に帰っていく
俺はいつの間にか
お前が来る時間を楽しみにしていた
俺はいつの間にか
お前が傍にいることが当たり前だった
でも気付かないフリをしてた
いつでもお前が俺の傍にいると思って
安心してたんだ
だけどだんだん来る回数が減って
ついには現れなくなってた
俺は必死になってお前をさがした
やっとお前を見つけたと思ったら
お前は動けなくなってた
それから俺は決まった時間にお前に会いに行った