雲雀さん
□待つから
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別に僕がどうこう言ってるわけじゃないよね
分かるよね
分かってね?
分からないとは言わせないよ
並べたそれは君にどう映ってる?
どうか綺麗に映っているように。
僕が今こうして呼吸しているのは
地球に酸素があるから
僕が今こうして世界を見れているのは
周りに光があるから
僕が今こうして君の手をとって
幸せを味わえているのは
君がいるから
僕のすべては君によって在る
はぁ。なんて皮肉なんだろうね。
こんな未来なんて予想してなかったのに。
自分自身が予想外だったんだから仕方無いけどね
みっつ並んだその
手は
何かにすがるように何かを求める小さな破片
が中心に成り立っていた
そんな小さな破片が自ずと心に突き刺さって
僕を錯乱させる
砕け散るのは僕の方なんだね
この忌々しい自分と
この忌々しい破片に
甘くきす