獄寺君

□気付くことの無い色
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これでも考えた方だ。
これでも1ヶ月悩んだんだ。

時は、満ちた。




気付くことの無い

、色

キミは無色だから。







最近色んな奴に窶れたとか元気無いとか言われる。
元気なんて常にあるわけじゃねぇし、窶れる時だってある。…まぁ、確かに最近よく立ち眩みとか目眩するけど。でもまぁ、

心に余裕はあった。

朝学校に行けば
あれを見れるし、
昼は何だかんだ一緒に
飯を食べられる。
帰り、隣を見れば参考書と戦うあれ。
参考書を奪えば頭を逆に叩かれて結局俺が教えるハメになるんだ。
情けないやつ。
でも大好き。


「……ですよね、10代目」


そこで10代目は別に、と前置きをして「好きじゃない」と答えた。
誰に言っても別に、か、普通と返答される。
まぁ、好きって答えたらぶっ飛ばすけど。


毎日が、楽しすぎた。
ただ楽しみ過ぎただけだ。ただそれだけ。

それだけ、心は弱くなっていたんだ。

キミがいるから強かったんだ。

キミがいないと弱いんだ。

キミの前だけで強かったんだ。

今、隣にキミはいない。

弱い自分を見せてしまったから。

もう2度と言葉の前に
「大」なんて付けない。


「大嫌い」


悲しみ、哀しみなのか、
後ろで掛けられた声は耳に入れたくなかった。

ただ対照的な、
「大好き」



別れはこんなに
辛いものではない。

日常と決別するだけ、

その日常がどれだけ価値のあるものだったか思い知らされるかもしれない。

どれだけ泣いたって無駄。その涙は真実じゃないって知ってる。

本心で語らないのが本当のキミだって知ってる。

たまに本心で語ろうとするキミを俺は知ってる。


俺だけ、

その傷を偽りで癒すことが出来るのなら喜んで嘘をつこう

偽りで癒された傷をみて癒されるのがこの傷だから、


約束、

嫌い、大嫌い、

きっと守ってくれる筈。



無色だからキミを染めて見せ



大嫌いが大好きに
変わらないように。








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はじめと最後の方言ってることが違う気がするような…と言うか言ってる内容が掴めません。把握出来ませんね〜ん。(泣)
お読みありがとうございました!

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