夏休みの過ごし方
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ギン夏休み!!





夏休み。隊長がそんなものをとるのは難しいんじゃないかな。いやうちだけなのかも…。


「なァ、暑いしサボりに行かへん?」


日頃ギンが溜め込んでた書類を片付けていたら、なんともまぁ責任感のない言葉が。



『サボるって、今仕事中だよ?』

「えぇやんえぇやん。仕事ならイヅルがやってくれるやろ」

『いやそんな…』



「なんや残念。かき氷奢ったろかなー思ってたのに」

『行く!!』



吉良副隊長ごめんなさい!かき氷の誘惑には勝てませんでした!!



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『んーっ!んまっ!!』



口の中いっぱいに広がるシロップの味と頭にキーンとくる冷たさ。一気に身体の熱が冷めた感じ!




「美味しい?」

『うん!もう最高!!』




手前で頬杖をつきながらこちらを見てるギンに今の幸せな気持ちを伝える。ニコニコとなんだか楽しそうなギン。




……ん?



『ギンは食べないの?』



何も頼まずにただ座っているだけのギン。まさか…。




『お金なくなった!!?』

「ちゃうわ」



ああなんだ。びっくりした…。




「ボク隊長やで?大豪遊でもせん限り金欠になんかならんわ!」

『そ、そうだよね』



そんな凄い剣幕で言わなくても…。





『でも、じゃあなんで何も頼まないの?』

「ん?あァ…」




ギンがニッと笑った。







「その笑顔見とるだけで暑さも吹っ飛ぶんよ」




かき氷!

(なんか身体中の熱が上がった気がした!)




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