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□銀色の月の下で
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『ギン』
静か過ぎる夜。
『何処にいるの...』
私は月に呼び掛ける。
『何で...』
貴方によくにた月は、
『私を一人にするの...』
貴方と同じで何も言わない。
涙だけが流れて...、
私の泣き声が虚しく木霊する。
近いのに遠い。
今も昔も変わらない。
いつもと同じ夜なのに、こんなにも貴方が恋しいのは...
今日が貴方の"生まれた日"だから...。
『ギン...』
「呼んだ?」
『 ! 』
振り向けば、
そこには月によく似た愛しい人―…
銀色の月の下で
(私達は抱き合った)
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あと一作急げっ!!
2008.09.10