Writing
□戯れ。
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…そろそろ、かなぁ。
多分もうすぐだ。
もうすぐ、来る。
「じぇじゅんひょん、あっそっぼ♪」
…来た。
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戯れ。
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「…じゅんす、重い…」
「うあ、酷っ。」
「全体重かけといて何を言う」
「ボクが重いのはひょんへの思いだけです〜なんて♪うくく」
………。
「…ハァ」
「なにそのため息ッ」
「しょうがないじゃん」
「ため息つくと幸せ逃げるって…ねー遊ぼうよー」
「なにして?ゲーム?サッカー??」
「なにその冷めた目〜」
「…でもどうせそれしかないんだろ?俺忙しいんだよねー」
ソファーを占領するようにだらりと寝転がり、雑誌をめくるジェジュン。
「っ、サッカーゲーム!!」
「うわ、もーさいてー」
染めたての毛先をいじりながら、ジェジュンはジュンスの方を見ようともしない。
寝返りをうってあおむけになり、ソファーに納まらない足をぶらぶらとゆらす。
そんな姿にしばらく黙っていたジュンスだったが。