Writing
□短め置き場。
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「…ん?」
あぁ、やっちゃった。
ゆちょんの笑みは、さっきまでのイタズラっ子みたいなんじゃなくて。
大人っぽくて、優しいものに変わってた。
「…ひょん?」
「…俺だって、…疲れた…」
「…うん。」
「もう、すっげぇ疲れた!死ぬかもっ。なんだよこの殺人スケジュールはーっ!」
おっきい声をモヤモヤと一緒に吐き出して。
「…疲れた、けど…」
「…うん」
「幸せ、なことだと思うから。」
「…」
「……頑張るよ。」
なんだか恥ずかしくて、
だからゆちょんも頑張れ!!と背中をバシッとたたいてやった。
「いっ…!、はは、じぇじゅんひょんは、さっすが大人〜♪」
にこにこ。
ゆちょんは、いつものくしゃっとした笑顔で。
「あたりまえだろっ。」
子供じみた俺を救い出してくれる。
意地っ張りな俺が、“大人”で、“幸せ”でいられるように。
「…ゆちょん、」
「ん??」
優しい、えがお。
心があったかくなって、
だんだん熱くなってきて。
やっぱり、ありがとう≠ヘ心の中でしか言えないおれ。
「…//ひざ!ひざ…いるっ!?」
「うん!!」
ひょぉぉん〜♪と、甘えた声で抱きついてくる、お前。
俺を、意地っ張りでいさせてくれる。
そんな、お前の隣が。
気付けば、俺のお気に入り。
END.