05/28の日記

23:36
さよならのかわりに、花束を
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あなたがくれた 花束を胸に抱き
ここからまたはじめよう
いつか どこかで 巡り会えたそのとき
笑っていられるように



ふたり決めた花の種
どれにしようかワクワクしたね
咲いた花をひとり見つめる
たすけて じょうろが からっぽなの



あなたが置いていったプランター
さびしくて枯れてしまいそうだった
それでも旅立つことを決めた
止まった時計が動き出す



あなたがくれた 花束を胸に抱き
ここからまたはじめよう
いつか どこかで 巡り会えたそのとき
笑っていられるように



あなたは私の水だった
光 輝く太陽だった



「やさしくしてくれてありがとう」
この声は届くことはないけれど
あなたと咲かせたこの花は
決して 色褪せないよ



大地 海 風 輝くものすべてが
あなたの形をとって
わたしをやさしく
まっしろなシーツのように包んでいてくれてたの



あなたがくれた 花束を胸に抱き
ここからまたはじめよう
いつか どこかで 巡り会えたそのとき
笑っていられるように



いつかそれぞれ 違う花を手にして
育ててゆくとしても
私の胸の奥の この花だけは
たしかに輝いてるから

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23:18
Melody in the sky
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灰色の空から落ちてきた雫で 今、心が滲んだ
黒く彩られた高い壁のせいで 光さえも見えない
この街はいつしか色を失っていた でも、誰も気づかずに
時計は動き出す 私も動き出す 痛みさえも忘れて 流されていく



「どうしてこんな風に作り笑いをして 生きてゆくのだろう」



追いかけるほど遠くなる 先の見えない毎日を
手に入れたくて 暗闇の中 ひとつの光を探している
青く染まったこの空に メロディーをひとつ浮かべて
風が奏でる 私を包み込んでくれる 明日へ連れていく




ヘッドフォンの中で聞こえる叫び声 今、私を突き刺す
何も言いたくない 何も聞きたくない 私はどこにいるの? 声を聞かせて



途切れた言葉探して 街に迷い込んだんだ 裸足のままで



「どんなに涙流しても 新しい朝が巡るから」
呪文みたいに繰り返すけれど 変わらぬ朝が巡るだけで
壁を壊して手に入れて また欲しがって夢を見る
今取り返す 新しい朝を そして、いつか空に放てるように




追いかけるほど遠くなる 先の見えない毎日を
手に入れたくて 暗闇の中 ひとつの光を探している
青く染まったこの空に メロディーをひとつ浮かべて
風が奏でる 私を包み込んでくれる 明日へ連れていく

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