‡SECRET GARDEN‡

□Dearest My Half…U
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放課後の教室でカガリは少し行儀悪くも、机に腰掛けて親友のフレイやミリアリアとおしゃべりに花を咲かせていた。宙に浮いた足はプラプラと揺れており、短めのスカートから覗く白くしなやかな美足に男子生徒の視線が密かに集まっていた。



「そういえばあんたのお兄さん、また告白されたらしいわね〜。良いわね、あんなかっこいい男がお兄さんだなんて…」



「ホントよね!成績TOP、眉目秀麗、性格温厚…どこを取っても女の子がほっとかないわ!!」



羨ましそうな二人の言葉にカガリはぷうっと頬を膨らませる。



「皆騙されているんだ。どこが『性格温厚』で『クール』で『無口』なんだよ!?…とっても意地悪だし!すぐに怒るし!それに…」



「カガリ!」



段々力の入ってきたカガリの暴露話にフレイとミリアリアが耳を疑っていると、カガリと仲の良いキラがにこにこしながら、近づいてきた。



「これから新しく出来たカフェに寄って行かない?そこのパフェが絶品だって!」



「そうなのか!?行く行くv」



ころっと表情を変えて、きらきら眩しい笑顔を向けるカガリを「可愛いな〜v」と思いながら、キラはもっとカガリに喜んでもらいたくて更に続ける。



「カガリの分は僕が奢ってあげるよ。でも、フレイとミリィは一緒に行くサイとトールに奢ってもらってね」



「いいのか、キラ!?」



「うん、もちろん!誘ったのは僕なんだから」



「ありがと!キラv」



満面の笑みで机から飛び降りてキラに抱き付くカガリ。余りに勢いが付いていた為、キラはカガリを受け止め切れずに後ろに倒れこんしまう。



「うわぁ!」



幸い頭などをぶつけず尻餅をついたぐらいで被害は済んだが、怪我の功名は大きかった。



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