‡SECRET GARDEN‡

□Dearest My Half…
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「『お仕置き』?……それって痛いのか?」



妖しく瞳を光らせるアスランに本能的に恐れを感じながらも、カガリは気付かない振りをして疑問を投げかけた。そんなカガリの質問にアスランはくすっと艶めいた微笑を向ける。



「ちょっと痛いかもしれないけど、カガリが良い子にしていれば痛みはすぐになくなると思うよ。…どうする?おとなしく俺の『お仕置き』を受ける?それとも母さん達から……」



「嫌だ!お母さんやお父さんに知られたくない!…だから……アスランからの『お仕置き』を受けるよ」



両親に自分の醜態を知られたくない一心でカガリが選んでしまった選択肢は、禁じられた行為を赦す事となった。それに気付くはずもないカガリ。



「そう……なら、受けて貰おうかな」



やっと自分の願った者が自分のモノになる!その事が大声で笑い出してしまいそうになるほど、アスランには嬉しくてどうしようもなく、かろうじて被っていた兄の仮面をついに剥ぎ取る。そして長年封じてきた想いを一気に解放した。



「アスラン?…あうっ!?」



急に雰囲気が変わったアスランに戸惑っている内にカガリの身体は再びベッドへと押し倒されていた。普段のアスランからは考えられないその荒々しい力加減にびっくりしながらも、自分を見下ろすアスランに何も言う事が出来なかった。



「…ぁ…っ」



自分の舐め回すかのように視線を下ろすアスランの表情は笑っているのに、カガリには薄ら寒いものを感じさせた。



経験のない異常事態に言葉を封じられたカガリの顔は間違いなく自分に怯えていた。それがアスランの征服欲を心地よく刺激し、もはや野放しにされた己の欲望のままにカガリの脚を容赦なく開脚させ自分の身体を滑り込ませる。そしてカガリが抵抗を始める前に愛液で濡れた下着を手早く引っ張り下げ足首から取り去る。



「やあぁ!見るな!!…何をするんだ!アスラン!」



突然のアスランの行動に悲鳴を上げ、股を閉じようとするカガリだったがそれは叶わなかった。



「いや、だ。……見ないで」



先程までの愛撫で濡れた秘部はカガリの全身と同様にひくひくと小刻みに震えていた。蜜で光る花弁と紅く色付いた花芽は、アスランを誘っているかのように咲いていた。



「…こんなに濡らして」



不規則になる呼吸をそのままに、アスランは金の茂みに隠された花園に顔を寄せ、花芽を口唇で挟み込む。



「あ、あああっ!!」



ちゅっちゅっとわざと音を立て敏感な花芯を吸い、舌先で刺激を与える。与えられた強すぎる刺激は抵抗の力を奪い去り、未知の感覚に翻弄されながら甘い悲鳴を上げる事しかカガリには出来なかった。アスランの頭を押し退けようとしていた手はシーツを掴み、自分を押し流そうとする感覚に耐えようとする。



「やあっ!…やめて、そこ…はぁ、濡れてる…ひあぅ!」



「知ってるよ。だから舐めて綺麗にしようとしているのに…。舐めても舐めてもこんなに『おもらし』しちゃ、いつまで経っても綺麗にならないだろ?」



咎めるような言葉だったが、その声音には愉悦の色がありありと浮かんでいた。だが今のカガリがそれに気付くはずもなく、羞恥に涙を溢す。



自分の言葉と愛撫で乱されていくカガリに何とも言えない獰猛な快楽を感じ、アスランは蜜をどんどん滴らせる花弁にぐっと指を一本埋め込む。



「あふっ!…な、に?…ああっ、どこに指を…」



初めて自覚したその通路で蠢く指をきゅっと締め上げ、それ以上の侵入を防ごうとする。



「ここから『おもらし』しているみたいだから…蓋をしているだけだよ」



そう答えるアスランの声は劣情を孕んでいた。



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