‡SECRET GARDEN‡

□Dearest My Half…U
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「///えっ!…カガリ?」



体勢的にはカガリが押し倒した格好で、カガリの柔らかい身体の感触が全身にぴったり密着していた。



「大丈夫か?ごめんな、キラ。私嬉し過ぎて、つい…」



キラに跨った姿勢のままでしゅんとした様子で謝るカガリに、キラは顔を赤く染めたまま首を振る。



「ううん!ぼ「カガリ!!」



キラの言葉を遮るタイミングで教室の入り口から、カガリの双子の兄であるアスランの怒声が掛けられる。



「ア…スラン」



普段は見せない冷たく鋭い視線で未だくっついたままの二人を眺めると、つかつかと近づいてきてカガリを腕を取って強引に立ち上がらせる。



「今日の寄り道は中止だ」



絶対零度の声で告げられる言葉に、カガリはむっとした表情で反論する。



「何だよ!私だって!」



抗議の声を上げるカガリを無視して、アスランはカガリの腕を拘束したまま、近くに置いてあったカガリの鞄を空いている方の手で掴み、教室を後にしようとする。



アスランの冷気に当てられたキラ達は、凍りついたまま去っていく二人を見送っていたが、不意にアスランがキラの方を振り向き、思わずキラは身構えてしまう。



「そうそう、妹が迷惑を掛けてすまなかったな。二度もこんな事がないようにちゃんと言い聞かせておくから、安心してくれ」



纏う冷えた雰囲気はそのままで不敵な笑みを投げ、アスランは教室から出て行った。



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