‡SECRET GARDEN‡

□Dearest My Half…U
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「もう!アスラン、いい加減腕を放せよ!」



階段を降り下駄箱の近くまで来ると帰宅部による下校ラッシュは終わったのか、辺りには人気がなかった。



「……カガリ」



地を這うような低い声が返されたと思った瞬間、カガリの身体はひんやりとした廊下の壁に押し付けられていた。



「誰にでも抱き付くんじゃないと言っただろう?」



「…だ、だって…」



アスランの本気の怒りに気づいて、カガリは気まずそうに視線を俯かせる。



「あいつと触れてしまった場所を消毒しないとな」



「え?……ひゃあ!…アスラン!」



アスランの両手がカガリの肩から下り、カガリの二つの膨らみを制服の硬い布地の上から揉みしだく。



「やっ!…人が……あぁん!」



羞恥に身悶えながら、声を上げるカガリの様子に満足したかのように目を細めるアスラン。



「家に帰ったら、もっと念入りに『消毒』してあげるよ。…それと約束を破った『お仕置き』も受けてもらわないとね」



そう言って、アスランは欲と嫉妬に染まった翡翠を光らせた。



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