‡SECRET GARDEN‡

□目醒める想い〜前編
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カガリの純粋な好意による申し出に、ちょっと悩む振りをしてアスランはその申し出を受ける。



―カガリがそう言ってくることは予想通りだった。



そして、比較的お酒に強いイザークがあそこまで酔ってしまうのもアスランの盛った薬のせいだった。



全てはアスランの思惑通り…―



客室に案内するカガリの後姿を眺めながら、口元に妖しい笑みが浮かぶのをは止められないアスラン。



(…もう少しだ)



これから自分が起こすであろう行動を思い描き、鼓動が少しづつ早くなる。



客室のドアを開けて、後ろのアスランを振り向こうとしたカガリの身体が後方から伸びてきた腕に拘束される。



「ちょっ!…アスラン///」



突然の抱擁に驚いてその腕を振り解こうとするが、ますます強くなる束縛の力に勝てず、アスランに促されるまま、ベッドへとその身を沈められる。



交じる琥珀と翡翠の瞳…―



自分を見下ろすアスランの、初めて見る男の表情に血の気が引いていくカガリ。



無意識に感じ取った危険に身体に震えが走る。



余りに予想外の出来事に言葉を発する事も出来ず、怯えた表情で自分を見上げるカガリの小動物のような反応に満足げに笑うアスラン。
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