‡SECRET GARDEN‡

□目醒める想い〜後編
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楽しそうにお酒を飲み交わす二人を複雑な思いで見守りながら、おつまみなど用意するカガリ。



やがてイザークの酔いが傍目的にも分かってきた頃、イザークに水を渡そうとキッチンに来たカガリが背後に人の気配を感じて、バッと振り向く。



「…本当に久しぶりだね、カガリ」



そこには先程までの笑顔とは明らかに異なった妖しい笑みを浮かべたアスランがキッチンの出口を塞ぐように立っていた。



「…あっ…」



途端に顔色を真っ青にして震えだしたカガリの全身をゾクリと来る流し目で眺める。



「どうしたの?そんなに震えて」



「やっ…近づくな!」



とっさに逃げようとしたカガリの細い身体をキッチンの台に向き合わせた体制で後ろから拘束する。



直に伝わってくるカガリの震えと体温が愛しくて、回した腕に力を更に込める。



「会いたかった…カガリ」



耳元で囁かれる熱く想いの込められた声に、胸が締め付けられるカガリ。



「カガリも少しはそう思ってくれていた?………俺の事を想ってくれた?」



「…そ、んな…事…」



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