‡SECRET GARDEN‡

□目醒める想い〜後編
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今のカガリの心も身体も…『夫』という地位も全てイザークのものだというなら…まずは身体から奪ってやる。そして…



「やあ!…だ…め…」



限界が近付き、小刻みにカガリの四肢がガクガクし始める。



身体はアスランから与えられる快楽で…


心はアスランからの想いの詰まった告白で、溶けてしまいそうだった。



「あああぁ!」



そのまま熱い波に飲み込まれ、カガリの全身から力が抜け床に崩れ落ちるのをアスランの細いながらも力のある腕が防ぐ。



「カガリ」



恋人を労るような優しい声に涙が零れるカガリ。





「カガリ!まだか!?」



どこか甘い余韻に浸ってしまっていたカガリの意識が一気に現実へと戻される。



「ご、ごめん!すぐに行く!」



あっさりと束縛を解いてくれたアスランの腕から抜け出し、コップにミネラルウォーターを注ぎ持って行こうとする。



「俺が持って行くよ」



唐突の申し出と共に握っていたコップはアスランに取られ、先を行く彼の背を訝しげな様子で後を追う。



「ほら、イザーク。水だ」



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