夢
□‡ホワイトデーの贈り物‡
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総悟と私は付き合っている。
最初は私の一目惚れで、一生懸命にアタックして…
総悟に告白された時は死ぬほど嬉しかった。
で、先月に3回目のバレンタインを迎えて今日は3月14日…
ホワイトデー&付き合い始めて2年目の記念日!!
総悟は6時まで部活だから、私は教室で待ってると…
「お迎えにあがりやしたぜィ、お姫様♪」
息を切らせた総悟が教室に来た。あぁ…私の為に急いでくれたんだ……と思うと顔がゆるむ
『デートしよっか?』私は総悟をデートに誘った。だって、記念日だもん!!
すると…「今日は俺の行きたい所へ行きやすぜィ?」と総悟が言った
『えっ!?だって私も行きた「ダメ…ですかィ?」』
目を潤ませて寂しそうに言う総悟…反則です!!
『ゔっ…いいよ……』断れないじゃん!!!
「ありがとうございまさァ」とか笑顔で言われてキュン!!って感じだ…
アレだ…私は総悟にベタ惚れなんだ……
外は暗くて、まだ寒いけど総悟と恋人繋ぎをして歩いてるから、ドキドキして温かい…
「ここ、寄って良いですかィ?」総悟が足を止め、指さしたのは、2年前 総悟にチョコをあげ、総悟に告白された公園…
『あ、うん。モチロン!!』
二人で公園のベンチに腰を下ろす
「2年ってーのは早いねィ…
卒業だし…お前も大学行くんだろィ?浮気…すんなよ?」
ギュッと手を強く握りしめられる……
『当たり前だよ!!総悟だけだもん!!!
…わかってるくせに……』
ムッとして総悟に言うと、フッと総悟は微笑み
「プレゼント、でさァ」
ポケットから何かを取り出し、私の手のひらに乗せた…
そこには─────
『指…輪……?』
驚いて総悟を見ると、顔を赤く染めた総悟が口元を手の甲で押さえながら言った
「左の薬指に付けなせェ。」
い つ か の 為 の
チ ョ ッ ト し た
予 約 で さ ァ ・・